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What is Lucifer ? |
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Lucifer
ルシファー、ルシフェル、ルキフェル、ルチフェロなどと発音される。
ルシファーは、キリスト教における魔王である。
本来、ルシファーは天使9階級における最上級の熾天使で、神によってもっとも早く作られ、初めて神に背いた天使であった。
その名の意味は「明けの明星」であり、ヘブライ語「光をもたらす者」を訳したものである。
光を掲げるもの、朝(あした)の子、夜明けの龍、大気の軍勢の支配者など多くの異名を持つ。
天界にあって、彼は神から最も愛された存在だった。神はルシファーにすべての天使たちを束ねさせた。
私は力あるものすべての中で、
私に最も近いもの、
私の力を使い、
私の力を反映するものとして、
お前を作る。
私は至福のうちにお前を美しく創造し、
お前を光掲げるもの、ルシファーと呼ぶ。
(13世紀の神秘劇より)
しかし、神の恩寵を一身に受け、熾天使の指揮官だったルシファーに傲慢の心が目覚めると、
彼は自ら神の座を奪おうという野心を抱き、天の三分の一(あるいは十分の九)を率いて神に謀反を起こした。
そしてルシファーは神によって地獄に落とされる。
別の説によれば、アダムが神の導きではじめて天使たちと対面したとき、
当時もっとも偉大な熾天使にして天の摂政だったルシファーは、新しい被造物に服することを拒んだ。
「いかにして炎の子がつちくれの子を拝せようか」と。
ルシファーの姿は、神の右腕とされる大天使ミカエルと瓜二つだとされる。