第五章 決着
YMINORU | HIDEKI | U1LOW | |||
焼肉テーブル | |||||
MAGIC | MASA51 |
さて、いよいよ決着のときが訪れた。
U1LOWも、別の紙に自分のスコアを書き、準備万端だ。
HIDEKIの口から、カウントが読み上げられる。
400点
405点
410点
415点
420点
425点
430点
さすがに、この程度では誰も動かない。
YMINORUも、晴れて前回を上回ったと言うことか。
435
440
445
!!!!
ついにYMINORU、自らのハイスコアを上回った模様だ。
450
455
460
465
470
動かず。。。
確実にレベルが高くなっている。。。。
475
480
485
490
ちょっと、YMINORUの様子がおかしい。
スコアシートを見ながら、オロオロしている。
YMINORU 「ごめん。ちょっと耐えられない。。。
YMINORU、「裏のまま」スコアシートを中央へ。
これは何を意味しているのか………?
YMINORU 「HIDEKIだけ、俺のスコア見ていいよ。
どういうことだ?
中央のHIDEKI、目の前に置かれたスコアをひっくり返して自分だけ覗く。
そのとき、ものすごい表情が見えた。
開けてはいけない扉。
通ってはいけない道。
見てはいけない秘密。
聞いてはいけない謎。
そういうものの正体を知ってしまった顔だった。
ちょっと、
「賞味期限切れたけどまだ大丈夫かなと思って食べてみたらやっぱりダメだった顔」
に近い顔だった。
な。。。
何が隠されているんだ……………?????
だが、何も明かされぬままカウントは続く。
495
500
・………………………………
動かず…………!!!!!!!!!
予想以上のハイレベルの戦いだ。
だが、ここでU1LOWが立ち上がった。
あのさ、俺のスコアも、HIDEKIにだけ見せていい?
異例の展開。
何が起こったのかさっぱり分からない。が。。。。
HIDEKI、U1LOWのスコア(実際は紙に書いたもの)を見る。
HIDEKI「お、お前らなぁ。。。。。。。
何か、世の中の全てが嫌になったような顔をしていた。
どういうことだ? 何が起こったんだ?
それに呼応するように、MASA51も自分のスコアを紙に書き出してHIDEKIに見せた。
何でスコアシートそのものを見せないんだ?
HIDEKI、もはや無言。
ただ、何と言うか
このまま無差別大量虐殺が始まってもおかしくないような
そんな顔をしていた。
一通り落ち着いたところで、カウント再開。
505
510
515
520
525
530
545
550
555
560
565
570
575
580
585
590
パサッ
スコアシートを開いたのは
MAGIC!!
まさか、590点で最下位か………?
HIDEKI 「優勝だよ、MAGIC
MAGIC 「へ?
一同 「え?
第六章 真実へ