〜游玄万玉日記〜
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第三章 史上最高額焼肉登場

YMINORU HIDEKI U1LOW
焼肉テーブル
MAGIC MASA51

さぁ、質問も後半戦だ。
どんどん行こう。

その前に、来たるべき得点発表方法についておさらい。

HIDEKI 「得点発表はどうやるんだ?
MAGIC 「ああ、点数を低い順に5点刻みでカウントしていって、自分のスコアのところでスコアシートを「パサッ」と出す。
U1LOW 「俺、口で言うわ。スコアシート持ってないから
MASA51 「マジで?
YMINORU 「ああ、U1LOWは神戸から来たから。
MASA51 「そうか。出張中に今日のバトルが決まったのか。さすがに出張先にスコアシートは持っていかないか。


といったところで、上ミノ、上ロース、上カルビ、センマイが登場。忘れていたが、上ハラミも来た。
ちなみに、「上」がつくと3000円ぐらいする。

センマイ刺を食べてみたが、何かクラゲみたいだった。
特別うまいもんでもない気がする。


Q7 リーディング派?リスニング派?

伝統的に日本人はリーディングが得意で、リスニングが苦手である。受験英語の弊害かもしれないし、日本人にはそもそも英語の発音が合わないと言う特性もある。
であれば、敢えてリスニングを伸ばす努力をしていれば、英語力が必然的にレベルUPするのではないだろうか。
ごめん。質問の意図は特にない。

MASA51 「どっちも得意ですね。マルチな活躍をする、イチロータイプです。
どっちも得意という考えは、裏を返せばどっちも苦手とも取れる。得意とか苦手とか言うのは常に相対的なものなのだ。イチロータイプと言うよりは、ただのイチロー好きである証拠に、51はイチローの背番号から取っている。

MAGIC 「同じぐらいですね、やはり。前回も295-305で600点でしたから。ただ、私はアメリカにいたものですから、それでリスニングはのびてますけど。
またアメリカに行ってきた話をしている。一年はそれで持たせるつもりだ。アメリカで本当に英語をしゃべっていたのかはかなり疑問だが。

U1LOW 「リスニング派ですね。私は。何しろ、部署にはFさんとK子、英語の出来る同期が二人もいますから、彼女らの会話を聞いていれば次第にリスニング力はついてきます。
また同期自慢が始まった。実は自分の話は何もしていない。

ジェイムズ 「リーディング派ですね。
彼は前回もそんなことを言っていた。学習はリスニング中心と聞いていたが。

話を焼肉に戻そう。
上カルビ、上ロース、上ハラミ。うまいよ。うまくないはずがあるものか。
上品な味わいの上ロース。サシが芸術の粋に達している上カルビ。そして深いコクのある上ハラミ。
しばらくこんな焼肉を食うことはないだろう。
宝くじでも当たらない限り。


Q8 愚問だとは思いますが、あえて聞きます。ズバリ、自分は何位だと思いますか?

まさに愚問。参加することに意義があるゲームではない。一位と答えるのは当然。むしろ、その「一位」をどう表現するかと言う問題だ。

MASA51 「。言っておきますが、どんな順位であれ私の結果を知ったら驚きますよ?
いつだって自信過剰気味だが、こういう場所でこそ持ち味を最大限に発揮できる。そもそも前回のスコアもある意味驚きの対象だったと言える。

MAGIC 「これは1位と答えざるを得ませんね。
前回外馬だった人間ならではの模範解答。全員自身満々だと何一つ分からない。

U1LOW 「ぶっちぎり。
だから、ぶっちぎりどうなのか。ぶっちぎってビリなのか。神戸からわざわざやってきているだけに、ぶっちぎってる可能性は高いのだが。。

ジェイムズ 「ノーコメント。
直後に「嘘をついてもいいんだよ?」と皆が言うと「じゃあ、1位で」と答えていた。去年のバトルで「デザートはどうしますか?」「デザート有料ですか?」「いえ、サービスです」「じゃあ頂きます」というような会話があったが、それにちょっと似ている。


ところで、MASA51が疑問を投げかけた。

MASA51 「同点だったら順位はどうするの?
HIDEKI 「そりゃ、どっちでも俺の勝ちだろう。二位と三位が同点だったら、俺は1,2,3,4でも1,3,2,4でもどっちでも正解だ。
MASA51 「HIDEKIはそれでいいけど、俺らはどうする?
YMINORU 「同率でいいんじゃないかな。
MASA51 「じゃあ、こうしよう。前回のスコアが低いほうが勝ちで。
U1LOW 「伸び率で勝負ってことだな。

というわけで、MASA51は敢えて不利な道を選んだ。これもある意味他の参加者への牽制なのか?

「もともと同点のMAGICとMASA51が同点だったらどうするのか?」という素朴な疑問を残しつつ、質問コーナーは続く。


Q9 最下位は誰だと思いますか?

みんなの心の上下関係はどうなっているのか。読者の予想通りなのか。みんなどう思ってるのか。
ちなみに前回は全会一致であの男であり、今回も恐らくあの男のような気がするが…

MASA51 「敢えて。敢えて言います。U1LOW
誰もが予想しうる「あの男」を敢えて外した回答。真意は計りかねるが。。

MAGIC 「んーーー。どうだろう。じゃあ、私も敢えて。「YMINORUではない」
引き続き「あの男」を外してきた。一体何を企んでいるのか。だが、この男は「叙々苑日記を盛り上げる」ためだけに回答している可能性がある。

U1LOW 「タンうまい。
「それは答えになってない!」というブーイングがHIDEKIならずとも飛び出すところだが、U1LOWは意見を変えない。「だってタンうまいんだもんよ」

ジェイムズ 「私もU1LOWだと思います。
鬼の首を取ったように大喜びでU1LOW集中攻撃。言うまでもないが、我々参加者の中で「U1LOW最下位」が満場一致で決まったとは言え、結果には何の影響も与えない。


そろそろラストに迫ってきた。
これ以上食うと満腹モードに入ってしまう。

我々はクライマックス注文モードに入った。

キムチ三点盛り(大)。
特選(よりぬき)カルビ。
特選(よりぬき)ロース。
特選(よりぬき)タン塩。


ここ、游玄亭特別個室のメニューは游玄亭のほかの場所とメニューが違うと言う話は既にした。
メニューの材質と、その値段が違うと言う話もしたと思う。

例えば特選カルビの価格。
前回の游玄亭銀座店でのお値段は4500円
だが、この特別個室での特選カルビの値段は5500円
2割以上も高い。

これがどういうことだか、お分かりだろうか。
一皿5500円の焼肉、皿には6切れの牛肉。
実際は、これにサービス料と個室料がつく。

単純計算で、一皿消費税込みで6987円

つまり、一切れ1150円を超える。

一枚がどの参加者の昼飯より高い。
U1LOWのカレーうどんで換算すれば、約6倍。

昼飯の6倍ですぜ。一切れが。そういう世界があるのですよ。


Q10 最下位のスコアは何点だと思いますか?
場を動かす質問。受験者たちの心理戦が始まる……


MASA51 「425点、ではないと思います。
前問のMAGICに続いてのピンポイント否定。425というのは前回の最低点数。しかしこれより大きいのか小さいのか何の答えにもなっていない。

MAGIC 「んーー。(周りの表情をにらみながら)500点。
しかし、皆表情変えず。英語力はともかくとして、心理戦に関しては皆かなりのレベルアップを遂げたようだ。

U1LOW 「460点。
普通すぎる。やっぱりみんなYMINORUの表情を見るが、動かず。

ジェイムズ 460点ですかね。
この男の場合、「自分の予想最低点数を実点数が下回った」という飛び道具的な前科があるため、この数字も単にU1LOWを真似しただけと受け取れる。


焼肉の話に戻そう。

特選(よりぬき)カルビ。
特選(よりぬき)ロース。
特選(よりぬき)タン塩。


いよいよ登場した特上シリーズ。
これ、全部足すと多分20000円ぐらいになる。3皿で。

うまかったかって?

言葉は要らんだろう。

一皿で、牛角に二回行けてしまう高額焼肉。
前にも書いたかもしれないが、豚と牛ぐらいは違うね。


Q11 どういう勉強をしてきましたか?

Q11は、HIDEKIオリジナル。
「こんな質問じゃ何もわからねぇよ! 俺が核心に迫る質問をする」と言って出してきた質問。
皆その「核心に迫る」に相当期待していたが、フタを開ければ普通の質問だった。

MASA51 「日頃から英語の勉強はしてますからねぇ。でも今回は特に、 How to 本を読んでTOEIC自体の研究をしましたね。
確かに、基礎力があって戦略を詰めればスコアは伸びる。日頃から英語の勉強をしているようには見えないが。

MAGIC 「3つあります。まず1つ、アメリカ現地に行って学んできたと言うこと。第二に、先の丸い鉛筆を用意したと言うこと。第三に、前回の受験で腕時計忘れたんだが、今回はちゃんと途中で買っていったっていうこと。
いつまでもアメリカの話をしている。一見3つのうちどれも有効そうな感じがするが、よく見ると旅行に行った話だけで、何一つ勉強の話はしていない。

U1LOW 「うちの部署にはFさんとK子がいるからね。彼女たちと日頃会話をしていることがどういうことかを考えてもらえれば分かりますよ。
いつまでも同期の英語自慢をしている。MAGICと同じなのは、英語の勉強について一切触れていないこと。MAGICと違うのは、自分の話すらしていないと言うこと。

ジェイムズ 「CDを聞いて勉強。あとは、カラオケで英語の歌を歌ってたかな。
ちょっと聞くとオーラルコミュニケーションを主体とした効率的な英語の勉強法だが、冷静に考えるとただの洋楽好きに過ぎない。


いよいよ最後の質問。
泣いても笑っても、この質問を最後に、HIDEKIは焼肉代をかけて予想をしなければならない。
当てれば激安。はずせば割増。いい質問、期待してます。


Q12 仕事で英語を使いますか?

HIDEKIオリジナルの質問。思い出したかのように突発的に出てきたが、先ほどとは打って変わっていい質問だ。
確かに、日常英語を使っているかどうかでその能力がわかるかもしれない。

MASA51 「仕事柄、英語を読む機会はありますね。毎日読んでますよ。英語のマニュアルとかも。
確かに、日頃見ていると毎日ひたすら英語を読んでいる雰囲気はある。しゃべる機会はないが。

MAGIC 「マニュアル読むぐらいですかね。そんなには使わないです。が、プライベートではどうか。昨年は何しろアメリカに行っていましたからね。
相変わらずアメリカの話をしている。というか、多分何もやっていないのだろう。

U1LOW 「英語の資料とかマニュアルとかは読むね。まぁ、何度も言いますがうちの部署にはFさんとK子がいるから。。。
相変わらず英語が得意な同期の話をしている。そして相変わらず自分の話をしない。

ジェイムズ 「んーー。まぁ、お客さんが某外資系の会社だから、外人はよく来るね。
外人が来ることと、外人と話をすることはまるで別の話だ。そしてYMINORUにとっても別の話だ。そもそもお客さん以前に、自分が外資系だということに早く気づくべきだ。


以上で、全質問と全焼肉が終了した。

残るは、HIDEKIの順位予想決定と、叙々苑バトル本戦だ。

果たして、高級焼肉無料を手に入れるのは一体誰か・・・・・・・・・?
そして、HIDEKIは予想を的中させることができるのか・・・・・・・?


第四章 決断へ