叙々苑バトル

〜游玄万玉日記〜
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第四章 ラストオーダー

ここで、塩ユッケなるものを注文。ちょっと変わっている。見たこと無い。
その他、上レバー等も注文。

Q11 財布の中にはいくら入っていますか?
選手の本音と建前のハザマを探る質問。ある意味で最も核心的である。
財布の中身が現実的な自信のバロメーターであろう。

MASA51 「1万はあんじゃない?
本当だったら自信アリアリと見ていい。だが、いくらなんでも1万ということは無いだろう……逆に本音が垣間見えた、と考えるか?

SHINN 「6万ぐらいですかね。あまり銀行に行かないようにしてるんで、一気に卸しておいただけですが。
大金だ。まさか焼肉で6万はかからないだろうが、万全の体制であることは間違いない。そしてそれが不安の裏返しであることも……?

YMINORU 「3万ですね。
妥当な金額だ。相変わらず回答からは結果が読みにくいが……


Q12 万が一負けた場合、カード払いですか?
選手に現実を見つめてもらうための質問。
本当に浮かれきっている奴にも支払いを意識させよう。

と思ったのだが、現実には全員支払い能力はあるとのこと。
さすがにここで持ってこないというのは、相手に対しても失礼だから、ということだ。
というわけで、全会一致で支払いは現金。それが粋というものなんだろうか。


焼肉に話を戻そう。
塩ユッケはまぁまぁだった。

だが、レバーが大人気。
普通、レバーは焼肉屋に行ってもまぁ半分ぐらいの人は食えないのだが、今日はその不人気を返上していた。

「これがレバーかよ!
「何が違うんだろう? 同じレバーでもこれは…

さすがは一皿1500円の上レバーである。
ただでは済まされない。
彼らは語り継ぐだろう。

「レバー嫌いなんて奴は、本当にうまいレバーを食ってない奴だね。一度いいレバー食ってみ?人生観変わるから


Q13 最下位のスコアは何点だと思いますか?
場を動かす質問。受験者たちの心理戦が始まる……

MASA51 「まぁ……405点かな? 規則性を考えれば。
暗に、445⇒425と推移したYMINORUのスコアを示唆している。無礼とも取れる発言だが、数字に根拠がある分、自分のスコアを探られにくい高度な回答である。

YMINORU 「445点、ですかね
YMINORU、自分のハイスコアを提示。いい度胸なのか、開き直りなのか、はたまた本心なのか。その謎は後で解けることになる…

SHINN 「470点。
空気が凍りつく。作戦なのか、それとも本音なのか?その微妙に高すぎるスコア設定は、余裕を演じる他の参加者に精神的な不意打ちを食らわせる。


そんなこんなでいよいよラストオーダー。
特選黒毛牛3品盛り。4500円。
特選上ロース。4500円。

キムチも含めてその他もろもろ。

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