The Cocktails 〜カクテルの種類

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カクテルとは?

 定義するなら、蒸留酒や醸造酒をベースとし、それに混成酒や果汁、香料などを配合したもの、でしょうか。しかし配合しただけではもちろんカクテルにはならず、様々な技法が駆使されることで、全く違う飲み物に変身します。上手なバーテンダーの人にかかると、例えばなんにも加えないジンでも、シェイクして冷やしただけで全く違う、非常に飲みやすいものになるんだそうです。

 こうして考えると、酒と他のものを混ぜたものだけではなく、酒に何らかの技法を加えたものもカクテルといえるでしょう。

 さて、カクテルという名称の由来ですが、これにはいくつかの説があります。

 昔イギリスの水兵さんがある村に立ち寄ったとき、村の食堂で少年が見知らぬミックスドリンクを作っているので「それは何か?」と尋ねたところ、少年のほうはドリンクをかき混ぜるのに使っていた雄鶏の羽の事を聞かれているのだと思い、「Cock   tail(雄鶏の尻尾)」と答えた…というもの。

 18世紀の後半、アメリカの田舎町に3度のメシより闘鶏が好きな旅館の主人がいたが、あるとき飼っていた自慢の軍鶏がいなくなってしまった。ショックの余り寝こんでしまった彼を見かねた美しい彼の娘は、無事に軍鶏を見つけた者と結婚すると発表。数日後、その軍鶏とともに美しい士官が現われ、喜んだ主人は早速二人の結婚式を行った。この時棚にあった酒を片っ端からグラスに注ぎ2人に飲ませたところ、あまりにも美味しかったので軍鶏の美しい尻尾に血なんで「Cock tail」と呼ばれるようになった…とか。

 また、10世紀から13世紀にかけてメキシコを支配していたトルティカ族が、非常に珍しい混成酒を作った。これを献上するときに、自分の娘コキトル(Xochitl)に持たせたところ、国王は大変満足して美しい彼女にちなみその酒を「コクトル(Xoctl)と命名し、それが後にカクテルになった…

 はたまた、18世紀、ニューオーリンズに移住してきたペイショーという人物が薬種店を開業し、彼が調合した卵黄入りの医薬用飲料を、その土地の人がフランス語でコクティエと呼び、それが後になまった、という説…等など。。。

 他にも様々な俗説があり、よくわからないようです。

 


カクテルの種類

 「ショート」とは「時間が短い」という意味。あまり時間をかけずに飲んだほうが良いものです。

 通常はカクテルグラスに少量(60mlほど)注がれて出てきます。出来あがったばかりのカクテルは冷えていてちょうど飲み頃。しかし、この飲み頃の温度を保っていられるのは約5分だといわれています。また、時間が経つと、グラスの中の材料は徐々にバラバラに別れていってしまいます。

 またシェイクして作られるカクテルは、シェイクすることによってアルコール分を細かい泡で包み、アルコール分をあまり感じさせないようにしています。しかし、これも、時間がたつと泡が飛んでいってしまいます。

 というわけで、こうしたものは、出来るだけ早く、美味しい内に飲みましょう。5分〜10分が目安です。

 

 一方のロングドリンクスですが、 「時間をかけて飲んでも良い」という意味。タンブラーやコリンズグラスなど、背の高いグラスに注がれて出てくることが多いです。氷を入れることによって、長時間冷たいまま保つことが出来ます。

 また、ジュースやソーダで割ることにより、アルコール分を低く押さえることが出来ます。使う材料や作り方でいくつかのスタイルに分けられます。

 以下がロングドリンクスのスタイルの種類。カクテルの名前にくっついているものもあるので、ある程度知っておくと便利です。

フィズ フィズとはソーダ水の「シュー」という音のこと。スピリッツにレモンジュースと砂糖を加えてシェイクし、ソーダ水で割ったたもの。
コリンズ フィズと材料や作り方は同じだが、大きいグラス(コリンズグラス)を使うので量はかなり多くなり、アルコールも弱くなる。フィズより甘いという説も。
サワー ベースの酒にレモンジュースと砂糖を加えて作る。ソーダ水を少量入れるのが基本だが、シャンパンを使う例も。フィズより強めにシェイクする。
スリング スピリッツにレモンジュースと甘味を入れて水かソーダ水で割る。お湯で割ってホットに仕上げることも。
リッキー スピリッツにライムまたはレモンの実を絞ってソーダ水を加え、マドラーで実をつぶしながら飲む。甘味を加えないのが基本。
フローズン・スタイル 材料をクラッシュドアイスと一緒にバー・ブレンダーにかけてシャーベット状にしたもの。
フラッペ クラッシュドアイスを詰めたグラスに直接材料を注ぐか、クラッシュドアイスと材料をシェイクしたものを氷ごとグラスに注いだもの。かき氷。
プース・カフェ 数種の酒や生クリームなどを比重の重い順に静に注いで積み重ね、層にしていくスタイル。
エッグ・ノッグ アルコールに牛乳、卵、砂糖を加えて作るスタイル。ホットとコールドがある。
トディー ホルダー付きグラスに砂糖、スピリッツを入れ、水またはお湯を注いだもの。ホットのほうが知られる。

 


カクテルの技法

 シェイク、ステア、ビルド、ブレンドがあります。

シェイク シェイカーに材料と氷を入れてよく振って混ぜる技法のこと。混ざりにくい材料をよく混ぜる他、中身を一気に冷やすことが出来る。
ステア ミキシンググラスに材料と氷を入れ、バースプーンを使って手早くかき混ぜる方法。
ビルド 使用するグラスに材料と氷を直接入れて仕上げる方法。もっとも手軽で、材料さえあれば出来る。
ブレンド バーブレンダーに材料とクラッシュドアイスをいれて混ぜる。フローズンタイプやフレッシュフルーツを混ぜ込むカクテルに使われる。ミキサーでも代用できる。

 


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