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第1章 出発(初日)


(1)アリタリア航空

今回も水天宮前のT-CAT(東京シティエアターミナル)から成田空港へシャトルバスを利用。
ちょっとだけ値が張るのだが、何しろ速いし本数も多い。

理屈はよく分からないのだが、T-CATから成田空港まで55分で着く。多分、成田からどの路線を使うよりも速い。

▼鉄道
http://www.narita-airport.jp/jp/access/train/index.html


▼リムジンバス
http://www.e-airport.jp/cgi-bin/bus/data_j.cgi


今まで5回以上、往復でその倍使っているが、バスの癖にほとんど遅れない。半蔵門線が使いやすい人はかなりオススメだ。

ちなみにT-CATの中にある中華料理屋「龍鳳」の担々麺は、知る人ぞ知る逸品。
俺はこの店の担々麺より旨い担々麺を食べたことがない。

http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13018126/

さて、やっぱり速いシャトルバス。予定通り成田に到着。



かなり最近のことだと思うのだが、飛行機に乗るのに液体を持ち込めなくなっている。
小さな小瓶に入れられるものは特殊包装をしてもらうことになり、その他の液体は機内持込のカバンに入れることはできない。

だから成田空港では、荷物チェックの前でみんなペットボトルを飲み干すという不思議な光景が見られるようになった。

入国審査なんかは昔に比べてかなり楽になったと思う。行列はできてもすぐに裁けるので、大して苦にならない。


今回使用する航空会社はアリタリア。スペインに行くのになぜイタリアの航空会社なのかというと、今回直行便がないのでイタリアを経由するのである。

行きは 【成田】→【ミラノ】→【マドリード】
帰りは 【バルセロナ】→【ローマ】→【成田】

という経路になる。だから、中間地点のイタリアを通る航空会社を使うことになったんだろう。

飛行機に乗り込むと、最初座席を間違えていて、移動させられた。

移動の際に靴やら財布やら様々な物を移動前の席に置き忘れていたので、正規の席の人に「大丈夫ですか?」と呆れられた。我ながらやばいんじゃないかと思った。

でもオフシーズンだからか隣3席占有することができたので、よしとしよう。
長旅なのでこれがあるとないとでは大違いだ。

機内食は牛肉のアスパラ巻。機内食の牛肉ってハズレが多いんだが、柔らかくて美味しかった。
これが和食の食べ納めかなぁ。


そういうと最近、機内食の聞かれ方が変わってきたように思う。昔は「鶏か牛か。魚か」という素材メインの聞き方だったが、最近は和食か洋食か、などもう少し調理方法に主眼を置いた聞き方になった気がする。これも航空会社や路線によって違うとは思うんだけど。


アリタリアのFAには日本人が一人いて、何やら典型的な肝っ玉かあちゃん系のおばちゃん。敬語もほどほどに、客に怒鳴り散らしたりもする。まぁこういうおばちゃんの方が機転が利いていいこともあるんだろうけどねぇ。

ちなみに機内ではゲーム機関連は基本的に使用不可になっているようだ。
DSとかPSPは無線があるからその影響なのかも知れない。

しょっちゅうルールが変わるので気が抜けないなぁ。



(2)ミラノ

成田からマドリードへの移動中。

12時間ぐらい乗り続けて、やっと乗り換え。ここはイタリアのミラノ。
昔ローマには行ったのだが、ミラノは初めてだ。

ミラノに何があるのかよく知らないのだが、俺が分かるのはサイゼリヤのミラノ風ドリアが安いというぐらいだ。

後で聞いたらこの町には『ダヴィンチコード』でも話題になった「最後の晩餐」があるらしい。
世界遺産にも登録されているが、「モノ」は世界遺産にならないので壁画のある教会が文化遺産になっている。

登録名は

「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」


長っっっ!!!



さて折角イタリアに来たので、少々頭は朦朧としているが待ち時間でピッツァを食べてみた。

27-1.jpg

うん。薄くてうまいぞ。


ピッツァは何種類かあったのだが、どれも値段は一緒だった。

というか、どのピッツァが自分の皿に載るのかはランダムだった。
ナスが嫌いでもナスのピッツァが来たら運命だと思って諦めるしかない。
どうしてもイヤならイタリア語で主張するしかない。

旅人に好き嫌いを認めないのがミラノクオリティだろうか。

写真にも写っているが、ミラノでもコカコーラZEROが売られていた。世界中で流行ってるんだろうか。
個人的にはペプシNEXの方が旨いと思うんだけどなぁ。アレはよく作ったなと感心する。

結局いいもの作っても大企業のパワーで潰されるんだなぁ。悲しい。


さて基本的にペプシ派というワケではないのでその話はいい。

2時間ほど空港で待ち、小さい飛行機でミラノからマドリードまで移動。

腹はふくれているが何やらまた機内食が出た。
ターキーサンドか、ベジタブルサンドかと聞かれた。サンドイッチの2択らしい。

ターキーサンドというのは、七面鳥のサンドイッチなのかトルコ風サンドイッチなのか。
食べてみたが分からない。妙にソフトな感じのハムだったので、本当に七面鳥なのかもしれない。

日本人は基本的にニワトリ以外の鳥はほとんど食べないからなぁ。

せいぜいソバ屋でカモとかアイガモ、料亭でウズラ、珍味レベルでハト、スズメ、ダチョウ?

戒律で肉食を禁じられていた坊さんでも、昔はトリの肉だけは食べても良かったらしい。
ウサギを一羽、二羽と勘定するのは、坊さんがウサギをトリ扱いして食べていたからだそうだ。
まぁ食感もトリに近いけど。



そんなこんなで成田を出て偉く長い時間がかかったが、ようやくマドリードに到着!!

空港を出るとすぐにタクシー乗り場になっているので、適当に捕まえてマドリードのホテル「フロリダ・ノルテ」へと移動する。


このタクシー、何が驚くってそのメーターの速度。

秒速0.05ユーロ以上の勢いで上がっていく。


ボられているのか……?



1秒8円として、10秒で80円、60秒で480円だから…1時間乗ってると30000円いくぞ!?


などとビクビクしながら乗っているウチに無事ホテルへ到着。

結局大体30ユーロぐらいだったか。
距離に比例するので、高速道路を走っている間の上昇が凄まじかっただけのようだ。


荷物を載せたり空港からだったりすることでいくらか上乗せになるが、まぁガイドブック通りぐらいの価格帯。
日本みたいに80円ずつとかではなく0.05ユーロ刻みで上がっていくのでドキドキするのだ。


マドリード観光の予定を立てながらまどろみにつく。

明日から本格的に旅が始まる。。


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