第1章 ドンムアン空港(初日)

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今回の旅の目的は、タイのレッドカレーとカンボジアはシェムリアップのアンコール遺跡群。
ツアーだが、8日間(実際行動するのは6日程度だが)で127000円。雨期だがまぁまぁの値段だろう。

実は元々ロシアに行く予定で、旅行会社に代金支払いまでしており、ビザまで取得していた。しかし出発直前にチェチェンによるテロが頻発し、旅客機は2機落ちるわ駅は爆発するわ小学校は占拠されて数百人死ぬわで世界でもトップクラスに「あんなところ行って大丈夫?」な国になってしまったので、急遽目的地を変更する羽目になってしまったのだ。

結果としては非常に楽しめた。東南アジアも悪くない。

参加者は会社の同期で、中国旅行と同じメンバー。そして奇しくも同じ旅行会社だ。

1.出発

今回、上野に住んで三回目の海外旅行。いつもは成田線だったが、初めて京成線で直接成田空港へ行く。確かに本数は少ないが上野から直通で成田まで行けるのは大きい。何しろ始発だし。

空港に到着すると、同行者のIミツ、SHOHEはもう着いていた。実は中国での前科があったので、旅行会社から知らされていた予定集合時間より30分早く伝えていたのだが、結局俺だけがやや遅刻した感じだ。それにしても他の2人は軽装だ。ドラムバッグのIミツはいいとして、SHOHEなどちょっと大きめのリュックサックのみ。あれに8日分の着替えが入るとは思えないのだが、どうやら旅先で洗濯しながら使い回すつもりらしい。何というか…おみやげはどうするんだろう。

飛行機の中での過ごし方を快適にするために、空港でクリアケースを購入。ここに機内で読む本、メモ帳、ガイドブック、ゲームボーイ、筆記用具などを入れ、スリッパとクッションだけ別に取り出して後の荷物は全て頭上に乗せる方針だ。降りるときも荷物はすぐにまとめられる。何度目かの旅行でようやく学んできた。

一方SHOHEは、何故か「目がしばしばする」とかいって薬局に行き、当然目薬を買うのかと思ったが店員の目薬を拒絶、アリナミンを買って出てきた。
一方Iミツは本屋に行き、「ガイドっぽくない本が欲しい」とか言いながらタイの本を買っていた。というわけで、ガイドブックは俺の持っている2年前のタイ・アンコールワットの「わがまま歩き」だけだ。大丈夫だろうか。最近バンコクには地下鉄ができたと聞いているが。

さて成田と言えば両替だが、タイの通貨であるバーツは現地の空港で両替した方がいいらしいのでとりあえずいらない。問題はカンボジアで、通貨はリエルだが実際はドルを普通に使っているらしい。というわけで、手持ちの2万円をドルにだけ変えて出発。

航空会社はノースウェストを使用。あまり評判はよくないらしいが、安い旅行だから仕方がない。機内食は鶏肉+麺だった。ヤキソバみたいなやつだ。まぁまぁ美味しかった気がする。SHOHEはお代わりをするかどうかをかなり真剣に悩んでいたようだが、結局辞めたようだ。

機内ではこの日のために買ったゲームボーイアドバンスのスーパーマリオ2をやっていたが、やっぱり難しい。色々試したがやっぱりルイージの方が先に進める気がする。ワールド7ぐらいまでは順調にいけるようになった。


2.ドンムアン空港

6時間半のフライトを経て、バンコクはドンムアン空港へ到着した。

現知時刻は24時。日本だと…午前2時だ。入国審査で並んでいる途中、突然持参した懐中時計(アメ横で購入。1000円)が落ちて、壊れた。それはもう物理的に大破した。何とか体裁は整えるが、秒針はお釈迦になった。秒針がないと時計が動いているのかどうかはかなり見極めにくくなるのだが、一応動いていることを確認。何しろ、3人いてまともな時計がこの懐中時計一個なのだ。命綱と言ってもいい。というか、みな用意が悪すぎる。。。

空港で日本円をバーツに両替して、現地ガイドとご対面。誰かに似ているな。他の客が来るのでちょっと待っていてくれと言われ…た隙に、気がつくとSHOHEが食堂に入ってなにやら食っている。

SHOHE 「いや、持ち帰りにしてもらお思ったんやけどできんかった…

45バーツのビーフン。ちょっともらったが、魚のすり身が入っていてなかなか美味しかった。

空港を出て、現地ツアー会社の車でバンコクセンターホテルへ。さすがの雨期で、無論雨が降っている。そのせいか、思っていたほど暑くはない。単純に夜だからかもしれないけど。バスで高速を移動する際に見えた街並みはどことなく日本の地方都市っぽい印象を受けた。何故だろうか。


ホテルについて驚いた。何か部屋の入り口にスィートルームとか書いてあり、中にはいると何と…天蓋ベッドがある。いわゆる「お姫様のベッド」だ。ちびまる子ちゃんのオープニングテーマに出てくるあれだ。しかし…ダブルなのだ。おいおい。。ダブルの天蓋とエキストラが一台。エキストラの質は悪い。どうしたものか。。それでも浴槽は一応扉で分けられているし、なかなか豪華な感じだ。

もうかなり夜も更けていたが、超酒豪・SHOHEは飲む気満々だ。ホテルの外には、すぐそばにバンコク中央駅の別名を持つファランポーン駅がある。立地はいい感じだ。向かいのセブンイレブンで飲み物とつまみを買い、ホテルで一杯飲むことになった。セブンイレブンにはハンバーガーなど売っていたが、注文の仕方が分からなかった。また、米も売っている。長粒種だ。そう。これからタイ米生活が始まる。

明日からの生活に備えて共益費一人1000バーツを集め、軽くシャワーを浴びて明日の6時半起床に備えて寝た。


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