〜游玄万玉日記〜
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第八章 知識と駆け引き

YMINORU HIDEKI U1LOW
焼肉テーブル
MAGIC MASA51


さぁ、バトルの開始だ。
ヘキサゴンバトル優勝の栄冠は誰の手に?

ジャンケンの結果、クイズはMASA51から時計回りに出題されることになった。

なお、ゲームの進行の表記上テーブルの図からHIDEKIには消えてもらうが、途中で帰ったとかそういうわけではない。
隣で寝ているだけである。

YMINORU U1LOW
焼肉テーブル
MAGIC MASA51



第一問 MASA51 有名進学塾小学6年生 26%

「ヒゲが生えていることから「キャットフィッシュ」と呼ばれている魚は?」


第一問目は、小学生の問題から。
英語の問題だけに、六年生にはやや難しかったか?

MASA51 「TOIEC***点のYMINORUには難しいと思いますが、キャットフィッシュのキャットは何の意味ですか?
YMINORU 「うーん。何でしょうねぇ。。。

まさか分からないと言うことはないだろうが。。
ヘキサゴンはこのあたりの質問で、相手の答えを想像しなければいけない。

MASA51 「これは。。。多分、全員わかってると思うんだよなぁ。。いくらなんでも。


MASA51の決断は・・・・・・




セーブ !

これで、全員が答えを正解していればMASA51の勝ちなのだが。。。




MAGICの答え 「ナマズ」

正解……!


YMINORUの答え 「ナマズ」


これも正解だ! いくらYMINORUでも簡単な英語だったか?
このままMASA51が持っていってしまうのか・・・・・・?


そしてU1LOW………


U1LOWの答え 「こい




鯉!!!!




U1LOW、不正解! MASA51アウト!!


MASA51 「まさかU1LOWがセーブ崩しかけてくるとは。。。。
U1LOW 「いや、本当にわかんなかったんだけど。。



練習試合優勝のMASA51、いきなり手痛い×一つ目!!

YMINORU U1LOW
焼肉テーブル
MAGIC MASA51×



第二問 MAGIC 丸の内OL 100%

「SF小説のSはサイエンス、ではFは何の略?」


丸の内OLの正解率が高ければ、逆に我々は分からない問題が出るかと思ったMAGIC、作戦失敗。
問題自体は簡単だが、あとは答えをどう書くか・・・?


MAGIC 「うーーん。答え、英語で書いた?カタカナで書いた?
MASA51 「私は今までの答え、全てカタカナですよ
YMINORU 「英語ですね。
U1LOW 「カタカナ。


そんな質問してもさっぱりわからない。

んーーーーーー



MAGICの決断。


「MASA51に、ヘキサゴン!




MASA51の答えは。。。。。



MASA51の答え 「フィクション


MAGIC、失敗!!



YMINORUの答え 「Fiction

正解・・・・・・!


YMINORU意外と英語の問題を当ててくる。


U1LOWの答え 「ファンタジー



お前か!!!


MASA51 「あ、俺もフィクションかファンタジーか迷ったんだよね。



そこで迷うのか。。

MAGIC、撃沈!

YMINORU U1LOW
焼肉テーブル
MAGIC× MASA51×



第三問 YMINORU 有名進学塾小学6年生 6%

「秋の夕日の沈む様子が早く感じることを「秋の日は○○」落としという。○○に入るものは?」

ことわざの問題。意外と小学生ぐらいが一番詳しいのかもしれないが。。6%は低いか?

YMINORU 「U1LOWさんに聞きたいんですが、この言葉日常的に使いますか?
U1LOW 「え。。まぁ。。使うこともあるかな。結構。
MASA51 「そおかぁ・・・??
MAGIC 「あんまり使わないよね。通常。
U1LOW 「俺は使うんだよ!



YMINORUの決断


「U1LOWにヘキサゴン!


さぁ、U1LOWの答えは???





U1LOWの答え 「夕日




秋の日は夕日落とし。




言わない!


U1LOW×決定!

YMINORU
はその気があれば二人目以降ヘキサゴンをかけられるが、敢えてここはターン終了。

では、他の回答を見ていこう。


MASA51の答え 「だるま


秋の日はだるま落とし。


んなわけあるか!




MAGICの答え 「つるべ



これは正解。秋の日は釣瓶落とし。


これで、練習試合最下位のYMINORU以外全てに×が1つづつついた形だ。

YMINORU U1LOW×
焼肉テーブル
MAGIC× MASA51×



第四問 U1LOW 東京大学男子学生 94%

「ルイス・キャロルの小説で、不思議の国へ行った主人公の女の子は?」



こういう問題こそ、ヘキサゴンの真価が問われる。

何やら皆悩んでいるように見えるが、悩むわけないだろうこんな問題で。
結局、不思議の国の○○に入るものは何か、というだけの話だ。

つまりU1LOWは、全員答えがわかっていることを踏まえて敢えてどうするか、という選択を迫られているのだ。


U1LOW 「この話、読んだことありますか?
YMINORU 「読んだことはないですね。
MASA51 「読んだことないけど、話は大体知ってますよ。
MAGIC 「そういうと全部は分からないね。何となくは分かるけど。


質問に意味があるのかどうか分からないが、さてU1LOWの決断は。。。。。。










「じゃぁセーブで。。








さぁ、答えはどうなっているのか?







MASA51の答え 「アリス

正解


YMINORUの答え 「アリス



正解




MAGICが「アリス」なら、U1LOWの勝ちだが・・・?




MAGICの答え 「アリス


正解!



有栖川宮ぐらい書いて欲しいところだが。。。
不思議の国の有栖川宮夫妻。

あれはあれで不思議の国ではないか。




ともあれ、U1LOW、セーブ成功!




よって、U1LOW誰か一人×を付けることができる。



U1LOW 「MASA51に×つけます。
MASA51 「おおお畜生!!



×がまだ1つもついていないYMINORUよりも、前回優勝のMASA51を警戒した形になった。
これで、MASA51一気にリーチだ!


YMINORU U1LOW×
焼肉テーブル
MAGIC× MASA51××



第五問 MASA51 東京大学男子学生 77%

「1996年に新設された、天気用法に関する業務を行う人が取得する国家資格は?」


MASA51 「うぁああ!

クイズは一周回って二巡目に突入。

追い詰められたMASA51、ここで厳しい問題を引いた!!
というのは、まさに先ほどこの部屋で、この問題の答えが話題になっていたのである。

一時間ほど前の会話をどこまで覚えているか?
というか、多分覚えてるだろう。だが覚えていたところでそれをそのまま書くものか?

相変わらずみんな悩み顔でホワイトボードに向かっているが、これも多分悩んでない。


MASA51 「うーーーーん。セーブか・・・・? これは、もう質問とか意味ないよな。。





MASA51の決断は・・・・・・?






「MAGICに、ヘキサゴン!!!







MAGICが答えを間違えていればMAGIC×だが、MAGICが正解ならMASA51はリタイア!
どうなるのか・・・・・・?





MAGICの答え 「気象予報士



正解っ!!!



この瞬間、MASA51リタイア!



では残り二人の答えは??


YMINORUの答え 「気象予報士
U1LOWの答え 「気象予報士






というわけで、全員正解。MASA51セーブを選ばなければいけなかった。



YMINORU U1LOW×
焼肉テーブル
MAGIC× MASA51×××



第六問 MAGIC 新橋サラリーマン 40%

「「心臓破りの丘」で有名なマラソン大会が開催されるアメリカの都市は?」


微妙な問題が出てきた。
言われればああそうかなという感じだが。。

クイズの答えとしては、意外と分からないんじゃないのか?



MAGICの決断


「YMINORUにヘキサゴン!



実はまだ×のついていないYMINORUを攻撃。
恐らくセーブではないと言う予想か。





YMINORUの答え 「サンフランシスコ






間違い!



YMINORUに初の×がつく。








ヘキサゴンに成功したためMAGICは残ったU1LOWにも×をつけることは可能だが……




MAGIC 「U1LOWにもヘキサゴン!




本日初のダブルヘキサゴン。U1LOWの答えは・・・・・・?




U1LOWの答え 「アトランタ




外れ!






正解はボストン。ボストンマラソンと言われると、「ああそうか」という感じだが…






というわけでMAGIC、このターンで一気に有利に立った。


YMINORU× U1LOW××
焼肉テーブル
MAGIC× MASA51×××



第七問 YMINORU 有名進学塾小学6年生 74%

「ねぶた祭といえば、何県で行われる伝統的な祭り?」

さぁねぶた祭。日本三大祭りだけに、小学生の正解率も高い。


YMINORU 「これ、どんな祭でしたっけ?
U1LOW 「豪快なお祭ですよね。うん
MAGIC 「僕もテレビで見るぐらいですけどね。



さぁ、YMINORUの決断は・・・・・・?





「MAGICは分かってる気がするんだよなぁ。。。U1LOWに、ヘキサゴン









さて、U1LOWの答えは……?




U1LOWの答え 「青森




正解!



YMINORU、二つ目の×
では、分かってると思われるMAGICの答えは??




MAGICの答え 「秋田




分かってねぇ!!



MAGIC 「いや、あっちの方の県だったななぁぐらいしか。行ったことないし。



YMINORU×× U1LOW××
焼肉テーブル
MAGIC× MASA51×××


第八問 U1LOW 新橋サラリーマン 6%

「イスラム教の聖地メッカがあるのは、現在のどこの国?」



微妙な問題が出た。「あの辺だけどどこだろう」、と言う感じだろうか?


U1LOW 「二人に聞きますが、この国で一番偉い人の呼び方はなんですか?
MAGIC 「なんだろう?分からないですね。
YMINORU 「さぁ。。。。?


王国なら王様、といったことだろうか。しかし、別に正式名を知っている必要はない。


U1LOWの決断



「YMINORUに、ヘキサゴン!!






さぁ、これでYMINORUU1LOWどちらかがリタイアとなる。

MAGICは高みの見物だ。

MASA51は低みからの見物だ。



はたしてYMINORUの答えは・・・・・・?








YMINORUの答え 「イスラエル




違う!






この瞬間、YMINORUのリタイアが決定。







U1LOWはこのままMAGICへのヘキサゴンも可能だが……?








U1LOW 「やめときますよ。



では、MAGICの答えは?





MAGICの答え 「サウジアラビア



正解!


U1LOWの選択は正しかった。












いよいよ最後の二人が残った。


ファイナリストは、MAGICU1LOW!!



×1つのMAGICが有利だが。。。。



YMINORU××× U1LOW××
焼肉テーブル
MAGIC× MASA51×××


第九問 MAGIC 丸の内OL 71%

「フランス語で「赤」という意味がある、口紅をさす言葉は?」


フランス語の問題。果たしてMAGICはこの問題でU1LOWにとどめを指すことが出来るのか?
U1LOWはそれを凌ぐことが出来るのか?


MAGIC 「第二外国語は何語でしたか?
U1LOW 「ドイツ語ですね。
MAGIC 「なるほど。。ちなみに、フランス語で「黒」はなんですかね?
U1LOW 「わかりませんね。
MASA51 「なんだろ、黒?
MAGIC 「黒はノワール。


さぁ、MAGICの決断は・・・・?





MAGIC 「U1LOWに・・・・・・ヘキサゴン!




U1LOW、玉砕か?





















U1LOWの答え 「ボンジュール










違う!!
















この瞬間、MAGIC優勝決定!!






YMINORU××× U1LOW×××
焼肉テーブル
MAGIC× MASA51×××



MAGIC×1つで優勝を獲得。

順位は以下のとおりとなった。


1位 MAGIC (83%)
2位 U1LOW (29%)
3位 YMINORU(67%)
4位 MASA51(67%)

()内は問題の正解率だが、これを見ても「必ずしもクイズの正解率がヘキサゴン勝率に結びつくとは限らない」ことは明らかである。

前回優勝だけに、MASA51の脱落がやや痛い。


これで、MAGICがTOEIC・ヘキサゴンの二冠を取っての優勝・・・・・?

だが、この戦いはまだ終わりではなかった。

現在午前5時。
始発電車までにはまだ時間がある。



第二回戦をやらないわけにはいかない。



というわけで、ヘキサゴンバトルは今の試合と次の二回戦を合わせた総合順位を元に決着をつけることになった。






第九章 最終決着へ