第六章 最下位
一皿4500円の肉を食いながら、結果発表前の最後のイベント。
題して「本音でトーク」である。
これは、さっきとは違い、質問に対して本音で答えるコーナーである。
とにかく我々が聞きたかった本音はこれだ。
スコアシートを最初に見たときの感想は?
MASA51 「微妙! ってのが第一印象。個人的にはまぁ満足なんだけど、これでトップ取れるかって言うとかなり微妙だね。
SHINN 「ボクは本当に、「ああ、こんなもんか」って思いましたよ。多少はスコアもあがってたんで。でも、確かに僕も微妙なスコアですね。
YMINORU 「(眉間にしわを寄せて、うつむき加減で溜息混じりに)カーッ って感じかな。
一同、大爆笑。
ある意味予感的中だが、ある意味やってくれたぜYMINORU!である。
YMINORU 「むしろ、スコア発表は400点からカウントするんじゃなくて380点ぐらいからやってほしいです。
面白すぎるよYMINORU。もうみんな君の大ファンだ。
MASA51 「やられたー。俺結構YMINORUが来ると踏んでたんだけどな…
どうも早速MASA51の予想は外れたようだ……
というわけで、いよいよ結果発表。
5点刻みでスコアをカウントし、該当するスコアが呼ばれたらスコアシートをテーブルに出す、というルールだ。
カウントはYMINORUの希望を聞いて380点からスタートする。
380点......
385点..........
390点...............
そろそろ来るか?
みんな、5点ごとにYMINORUに集中する。
こっそりMASA51あたりがスコアシートを出しても誰も気づかないぐらいYMINORUに集中だ。
395点...................
400点..........................
405点..............................!
MASA51が予想した最低点数。
だが……YMINORU、動かず!!
もしや今までのはハッタリで、YMINORUが堂々のTOPだったりするのか……?
410点...................................
415点..........................................
420点................................................
425点.......................................................
パサッ
テーブルの上に黄色いスコアシートが投げ出された。
……YMINORUだ!
YMINORU、ついに折れた。
スコアは425。って、前回と一緒じゃん!!
YMINORU 「いや……勉強はしてたんだけど、経済の勉強してたんだよね。
恐るべし、YMINORU!!
本人の予想最低点より低いとは、なんという勝負師だ!!