第10章 関西国際空港(10・11日目)


1.カイロ空港とアムステルダム

0時30分、ロビー集合。
そりゃまぁ、確かに10日目だが、現実問題としては9日目の深夜だ。。

そのまま、「お弁当」をもらい、カイロ空港へ向かう。
我々はエジプトポンドを使いきってしまったために晩飯が食えなかったため、この晩飯は貴重である。

その後、空港でダラダラと過ごす。
お土産もほしかったのだが、ここではあまり買えない。
なんと、ここの土産屋ではなんとエジプトポンドがつかえないのだ。
本当に、ただのウィンドウショッピングだけを楽しみつつ、飛行機に乗る。

なお、今回もやはりトイレバクシーシに会ったが、もはやそんなことは問題ではなかった。払わないと決めておけば、悩む必要もない。

エジプトから向かうのは………

アムステルダム。

またオランダだ。
しかもアムステルダムで、なんと5時間も潰さなければならない。
英語で書かれた日本の旅行ガイドなど、色々買い物をした後、本でも読みながら退屈な時間を潰す。

また、マックでコロッケバーガーを買ったりした。
そういうと、Isomuraがコロッケバーガーの食いかけを勝手に空港の人に片付けられてしまって、めちゃくちゃ怒っていた。


と、アムステルダムでは別に大した事もせず、時間が来てゲートへ。
かくして、我々は日本へと向かうのであった。



2.関西国際空港

というわけで、飛行機での長旅を終え、日本に帰ってきた。
気が付けば時差の影響もあり、既に11日目。
しかし………
日本といえば日本なのだが・・・

関空。
略さずに言えば、関西国際空港。
ヘイ。俺んち千葉県

というわけで、大阪で時間を潰す。これまた4時間位
一体どうなってるんだい、ベイビー。

することないので、立ち読み&たこ焼き食ったり。やはり大阪のたこ焼きは美味かった。
その他に、「いか焼き」と言うものを買ってIsomuraの度肝を抜いた。
いや、抜かれていないと言うかもしれないが。

そんなわけで、数時間後、我々は羽田空港へ。
品川でIsomuraと別れる。

その後、俺は………
大学へ。

実は、卒業発表を見ていなかったのだ。
今年卒業できる人が掲載されている。

もちろん、発表を見ようが見なかろうが変わらない。
だが、やはり気になるのだ。卒業できていると言う確実な保証はどこにもないのだから。

事務所の前に行くと、見覚えのある男がいた。
一年のとき、語学が同じだった人だ。
彼は一年留年だが、もう就職は決めているらしい。

ちょっとショッキングな話を聞いた。
ともすれば自分にも起こり得た悲しい話。

帰りに、かなめに送ってもらった。

世界征服の暁には、海外⇒関空⇒羽田などという不毛なツアーは禁止させようと固く心に誓う。