公共会社

 

会社名 電力会社/水道会社
価格 150
1社 サイコロの目×4
2社 サイコロの目×10

 

運任せ、通貨地点、そして安全地帯の公共会社。一見まったく役に立たなそうに見えるこのグループも、使い方を考えれば利益を生んでくれる。

 

<メリット>

全体的に役立たずに見られがちなので、安く揃えることができる。また、序盤では最も投資効率が良いとされる。簡単に言うと、元を取れる確率が高いということ。序盤であれば、揃えに行っても決して損にはならないといえる。

チャンスカードには「次の水道会社か電力会社に行き、サイコロを振って出た目の10倍の金額を払う」というのが入っている。

 

<デメリット>

鉄道と同じで、1枚より2枚のほうが貰える額が高いのだが、鉄道のように4枚あるわけではなく、プレイヤーの止まる確率が非常に低い。また、たとえ止まっても最大で120ドル。期待値でいえば、70ドル程度だ。

電力・水道だけでは絶対に勝てない上、セットで交換といっても大した物は貰えない。

 

<戦略>

最大で120ドル、というとちょっと……という感じがするのだが、果たしてそんなに公共会社は役に立たないのだろうか?

よく考えてみて欲しい。自力で二つ手に入れたとき、300ドル。期待値は70ドルなので、5回誰かが止まれば元が取れる。他のカラーグループで、家も建てずに他のプレーヤーが5回止まっただけで元が取れるところなどない。また、土地だけで70ドルというのは、2枚揃ったダークブルーに匹敵する。家が立っていない状況では、攻撃力は最強なのである。

このように、少ない投資で利益を得る、という点で言えば公共会社は非常に優れている。

だが、これらの効果も、2枚揃えられなければまったく意味が無い。1枚しか持っていないときの期待値は28ドル。確かにグリーン並の力はあるものの、グリーン1枚と同様、持ってるだけ損である。経営する気が無ければ即売ってしまおう。また、経営する気があるのなら誰かが2枚目を揃えた瞬間にすぐ買うべき。当然ながら、公共会社の優位性は誰かが家を立てた瞬間に崩れ去る。とにかく早め、早めに動かなければこのグループは意味が無いのだ。