オレンジ

 

土地名 Stジェームズプレース/テネシー通り ニューヨーク通り
価格 180 200
土地のみ 14 16
家1軒 70 80
家2軒 200 220
家3軒 550 600
家4軒 750 800
ホテル 950 1000

 

最強の名をほしいままにするカラーグループ、オレンジ。いったいオレンジはどの辺が強いのか、そしてどれほど恐ろしい力を持っているのか、を感じて欲しい。

 

<メリット>

オレンジは、攻撃力自体は中レベルである。だが、中レベルの攻撃力があるかないか、というのは大きい。オレンジより弱いカラーグループは、それだけでは勝ちを拾いにくい。例えばライトブルーを3枚揃えてホテルが建っていたとしても、いずれは他の色をそろえる方向で考えていかないと、逆転される可能性が高い。オレンジは、「カラーグループひとつだけで十分勝てる」だけの攻撃力を備えているのである。

また、オレンジは家を建てるのに100ドルですむ。実際、100ドルを越えるとなかなか家が建ちにくい印象を受ける。150ドルで家が建つレッドなどは確かに自体強いのだが、900ドルで家9軒と、6軒とではまったく状況が異なってくる。

そして何より、オレンジの強さを決定付けている点が、その位置だ。刑務所から数えて6、8、9マス目。他のコーナーで述べるが、サイコロの出目の確率からいうと、非常に良い位置につけている。ゲーム展開によってはプレイヤーがどんどん刑務所に入っていくこともある。そのすべてのプレーヤーに脅威を与えられるという点。これがオレンジの最大の武器だ。

オレンジはすべてのカラーグループの中でもっとも止まる確率が高い。また、GOから程よく離れているため、たどり着くまでに現金を使い果たしたプレイヤーがポンと止まってくれると、一気に破産させることができる。まさにいいこと尽くめのカラーグループだ。

 

<デメリット>

性能的には、オレンジに死角はない。後半戦、イエローやグリーンに家が建つと攻撃力的に少々見劣りがするが、オレンジが揃えられればその前に勝負は決まっていることが多い。

オレンジの欠点は、その強力さゆえにひたすら警戒されるという点だ。止まる確率の割には結局揃いにくく、こだわっていると勝利を逃してしまう。

 

<戦略>

揃ってしまえばなんとなくプレーしてても勝てるのがオレンジ。問題はどうやって揃えるか、だ。

基本的には、自力で1枚も揃えられなければ、オレンジはあきらめたほうがいい。それで揃えても、現金がなくなったりして思うように経営が進まない。

初心者相手だったら、オレンジ自体の額面金額が低いことを理由に、グリーンなんかと交換してもいいだろう。とにかく、手に入れられれば勝てる確率はぐっと上がる。

オレンジは強力な威力がある分、売っても高い値がつく。カラーが揃っていてもいまいち現金が不安なときは、オレンジをあえて高額で売り払ってもいい。そのほうが、勝てる確率が高くなるだろう。

しかし、現金を十分に持っている状態の人間に3枚目のオレンジを揃えさせるのは、自殺行為なので絶対にやってはいけない。