ライトブルー

 

土地名 オリエンタル通り/バーモント通り コネチカット通り
価格 100 120
土地のみ
家1軒 30 40
家2軒 90 100
家3軒 270 300
家4軒 400 450
ホテル 550 600

 

ダークパープルに次いで、2番目に攻撃力の低いライトブルー。しかし、この1番と2番の差は大きい。とりあえず、戦況を左右するしないという点では、雲泥の差だ。また、揃えていると他のプレイヤーに脅威を与える事ができるというところも、ダークパープルとは異なる。

 

<メリット>

ライトブルーの魅力は、なんといっても安さである。手に入れるときもさほどお金を使わず、家を建てるのもダークパープルと同じ50ドルで済む。その上、ダークパープルとは比較にならない攻撃力。また、土地が3枚あるので、プレイヤーが一周する際に止まる確率も高い。序盤にこのカードが揃い、750ドルで一気にホテル3軒建てられれば、独走の目もある。とにかく、速さがモノを言うカラーグループといえよう。

また、家の安さを利用して、「家止め」も楽にできる。家4軒からホテルまでは投資金額も、回収金額も150ドルだ。2回以上止まればもっと儲かるが、家止めの効果と秤にかけて、家4軒で止めるか、ホテルにするかを選択する余地がある。

家の安さは、家を売らざるを得なくなった時にも効果を発揮する。家一軒崩す時のプレッシャーが、他のカラーグループに比べて非常に軽い。グリーンの家は、つぶした瞬間に100ドル損するのだが、ライトパープルは25ドルだ。後で建て直しても50ドル。充分、復活の目は残されている。

 

<デメリット>

やはり、安いカラーグループは相対的に攻撃力も低い。高めのホテルで600ドル。ボードウォークに家2軒と同じと考えると、少々悲しくなる。

また、プレイヤーが止まる確率も低い。この色への移動カードが無いのと、位置的に刑務所の直前というのが痛いのだ。GOの後で結構人は止まりそうだが、見た目よりもはるかに人は来ない。止まったプレイヤーは給料を貰った直後なので、抵当に入ったままの膨大な不良債権をつかまされる可能性はあまりないのだが、同時に破産させる可能性も低い。この点はダークパープルと同じである。

 

<戦略>

ダークパープルは比較的頭を使うことは無かったが、ライトブルーは少々戦略性が出てくる。まず、この安さをどうするか。安い分、早めに揃えられるし、逆にゲーム序盤でないとライトブルーの持ち味であるスピード勝負が生きてこない。早め、早めの交渉が必要だ。もちろん、序盤に効果があるということは他のプレイヤーも知っている。だからこそ、原価と実売価格の比率がもっとも大きく異なるのがこの色なのだ。原価100ドルだからといって、150ドルで売ってくれ、というのはムシがよすぎる。まぁ、初心者をだまくらかすという視点からは構わないが。

むしろ、逆の立場で「ライトブルーを売るとき」に悩んで欲しい。序盤だったら、ちょっとくらい高い権利書と交換しても全く問題ない。むしろ、「その黄色と、あとお金いくらかつけてよ」くらいの勢いでもよい。

ただ、ゲーム後半に入るとやはり相対的にライトブルーの価値は下がってくる。経営する方にとっても、売る方にとっても、だ。よっぽど他にする事がない限り、ゲーム後半にライトブルーを経営するのはやめて他に目をむけよう。逆に、ゲーム後半にライトブルーを揃えたがっている貧乏人がいたら、家があまり建たない程度にお金を取って、とっとと売ってしまえ。持っていても6ドルとか8ドルだし、あげても痛くない。

ライトブルーしか持ってないとか、他に鉄道しかないという場合は揃えに走ってもいいが、そうでなければ後で困る事になる。ライトブルーだけでも勝てなくはないのだが、その為には結構運がいる。ライトブルーを経営しつつ、常に上位のカラーグループへのステップアップを考えよう。