ダークパープル
土地名 | 地中海通り | バルティック通り |
価格 | 60 | 60 |
土地のみ | 2 | 4 |
家1軒 | 10 | 20 |
家2軒 | 30 | 60 |
家3軒 | 90 | 180 |
家4軒 | 160 | 320 |
ホテル | 250 | 450 |
すべてのカラーグループの中でもっとも安く、そして攻撃力が弱いのがこのダークパープルだ。特に、土地だけの地中海通りのレンタル料は2ドルと人を小ばかにしてるとしか思えない額であり、小遣いにもならない。
しかし、このダークパープルも、ちょっと見方を変えれば大きな武器になる。
<メリット>
まず、この色は2枚しかない。2枚という事は、1枚持ってればリーチという事だ。ダークブルーはそれほどラクには揃えられないのに対して、この紫色はともすれば1週目辺りでそろってしまうのである。
また、ダークパープルは当然の事ながら、家がすぐに建つ。1軒50ドルで、土地が2箇所しかない為、500ドルあればホテルゾーンが作れるわけだ。これは、物件がまだあまり揃っていない他のプレーヤーにとっては脅威というほどでもないが、コワイ存在だ。
序盤の450ドルは強力だ。バルティック通りのホテルは、一撃でダークパープルに建てた家に投資した額を回収する力を持っている。地中海通りは育ってもさほど期待はできないが、序盤のバルティックの一撃は、これからのゲームの流れを変えるに十分な攻撃力といえる。
<デメリット>
では、ダークパープルのデメリットは何だろう。当然上がってくるのが、攻撃力の低さだ。確かに、ダークパープルにしか家が存在しないのであれば強力だが、ゲームも中盤、後半と進んで行くに連れて他の土地にどんどん家が建ってくる。所詮は最弱のカラー。バルティックのホテル450ドルも、パークプレースの家2件500ドルに劣るのだ。しかも、ダークパープルに止まる敵は必ずGOで200ドル獲得している。ダメージは与えられても殺傷力は0に等しい。従って、ゲームの進行に伴いダークパープルの相対的な力はどんどん下がってくるといえる。
また、ダークパープルにはなかなか人が止まってくれない。何しろ土地が2箇所しかない為、その確率は普通に計算しても他の色の2/3だ。実際にはさらに確率は下がるらしい。攻撃力が低い上に、命中率も低いわけである。
<戦略>
ゲーム序盤には高い効果を持っているが、オレンジやブルーなどに家が建ってくる後半になると、とたんに価値は薄くなる。カードを揃えるにしろ、売るにしろ、どちらにしても交渉は早めにしたほうが良い。手に入れた時が一番価値が高いカードなのである。
また、ダークパープルを手に入れたときはすぐにホテルまで育てるべきである。ホテルにしないとほとんど効果が無く、家を止めても8軒どまり。他のカラーグループが集まって、家がある程度建ったら家8軒に戻すという手はある。
結局の所、ダークパープルだけの経営でゲームに勝利するのはほぼ不可能である。ダークパープルはあくまで小遣い稼ぎのアイテムと捕らえていた方が良い。ダークパープルの経営者は、常により強力なカラーグループを集めてゆくことを念頭に入れていこう。