2.チャンスカード・共同基金
チャンスカードと共同基金。時には勝負をひっくり返してしまうこともあるこの二種類のカードには、どんなものがあり、どういう違いがあるのか。これを知っていると知らないとでは結構差が出てくる。
(1)チャンスカードと共同基金の違い
チャンスカードに一番多いのは移動系のカード。これに対して、共同基金で一番多いのはお金を貰うカード。この特徴を覚えておこう。
(2)カードの特徴
まず、カードはそれぞれ16枚。上から一枚ずつめくっていき、無くなったら「引いた順番のまま」もどす。つまり、2順目以降は記憶力さえ確かならば何が出るか予測できるのだ。
(3)チャンスカード
チャンスカードは、以下の16種類。
ボードウォークへ進む(ダークブルー) |
イリノイ通りへ進む(レッド) |
Stチャールズプレースへ進む(ライトパープル)。GOを通れば200ドル貰える。 |
リーディング鉄道に進む。GOを通れば200ドル貰える。 |
次の鉄道まで進み、所有者がいれば2倍の金額を払う(2枚) |
次の水道会社か電力会社に進み、所有者がいたらダイスの目の10倍払う |
3マス戻る |
GOに行き、200ドル貰う |
刑務所に行く |
銀行より150ドル受け取る |
銀行より50ドル受け取る |
銀行へ15ドル払う |
各プレイヤーに50ドル払う |
修理代、家1軒当たり25ドル、ホテル1軒当たり100ドル払う |
刑務所から釈放される。カードは売却してもいい |
まず、「ボードウォークへ進む」。ダークブルーを経営している人は、常にこのカードの行方を気に留めておこう。
「イリノイ通りへ進む」は、レッドの一番高い土地。
「Stチャールズプレースへ進む」がまだ出ていなければ、ライトパープル経営者はこの土地を優先して家を建てるべきである。
「リーディング鉄道に進む」の存在を確認して、鉄道王は常にリーディング鉄道を優先すること。抵当に入っていたら、まっさきに戻すべきカードだ。
「次の鉄道に進み、2倍の金額を払う」は、鉄道王がいるときは要注意。400ドルの支払いの可能性があるので、現金に余裕を持っておこう。
「3マス戻る」は、@所得税Aニューヨーク通りB共同基金 の3通りの結果が出る。特に、スタート直後でチャンスカードを引き、@が出たりすると目も当てられない。また、オレンジ経営者はAを期待できる。
「各プレーヤーに50ドル払う」は、5人プレーなら200ドルの出費。絶対に引きたくないカード。共同基金だと「50どるずつもらう」になる。
「修理代」は、共同基金のものよりは安い。しかし、いずれにしても家がたくさん建っている人にとっては手痛いダメージになるので、このカードが出ているかどうかはチェックしておこう。
(4)共同基金
共同基金は、以下の16種類。
銀行より200ドル受け取る |
生命保険満期により100ドル受け取る |
遺産を100ドル受け取る |
クリスマス基金の満期により100ドル受け取る |
株式売却により45ドル受け取る |
礼金として25ドル受け取る |
所得税20ドル戻る |
ビューティーコンテスト準優勝、10ドル受け取る |
オペラのチケット代50ドルを各人から徴収できる |
GOのマスへ進み、200ドル受け取る |
刑務所へ行く。200ドルは受け取れない。 |
教育費として150ドル払う。 |
出産費100ドル支払う |
治療費50ドル支払う |
道路の修理費として、家1軒当たり40ドル、ホテル1軒当たり115ドル払う |
刑務所から釈放される。このカードは売却してもよい |
「ビューティーコンテスト準優勝」は、半分ギャグみたいなカード。10ドルでは電気代・水道代もままならない。
「オペラのチケット代50ドル徴収」は、非常に嬉しい。引ければ非常に幸運だ。
「教育費として150ドル支払う」は、カードの中で最大の出費。精神的に滅入る。
「道路の修理費」は、チャンスカードの修理費と金額が異なるので注意。こちらのほうがはるかにダメージが大きい。まず、家1軒に対する値段がチャンスカードが25ドルなのに対し、40ドル。これだと、家4軒のほうがホテルよりも高い出費となる。共同基金の修理費が出ていないときは、家をホテルに変えておいた方がいい。